犬の人工授精
産科
妊娠、出産に関わる科です。
精巣、卵巣、子宮の病気の対応、帝王切開などの出産のサポートに加え、人工授精や交配のサポート、不妊診断も行っています。
よくある病気
子宮蓄膿症、子宮水腫、卵巣腫瘍、精巣腫瘍、膣ポリープ、乳腺炎、前立腺肥大、前立腺嚢胞、前立腺膿瘍、難産、各種不妊
交配のタイミング判定
膣の細胞検査、ホルモン測定、超音波検査(エコー)を組み合わせ、メスの排卵日を特定します。
特定した排卵日から、交配をさせるのに適した日を判断します。
当院はホルモン測定器を導入しており、検査当日に排卵日の判定が行えます。
不妊診断
オスの精子を調べたり、メスの卵巣や子宮を調べて、交配・妊娠に問題がないかを判定します。
人工授精
人工的に授精を行わせる処置です。
人工授精に用いる精子は、その場でオスから採取したり、低温・凍結保存されたものを用います。
帝王切開
帝王切開は難産のときに行われますが、タイミングの判断が重要です。
自然に出産出来るのが一番ですが、かと言って先延ばしにすると手遅れになってしまうケースもあります。
当院では人工授精を行った子が仮に難産になったとしても、責任をもって無事出産を終えるところまでお手伝い致します。
超大型犬の帝王切開まで対応できる設備を整えておりますのでご安心下さい。
実績
人工授精を行ったボーダーコリー犬
オスのワンちゃんが7歳、メスのワンちゃんがもうすぐ6歳でした。
何度か自然の交配で挑戦していたものの、なかなか赤ちゃんが出来なかったそうです。
年齢的にも最後の挑戦という気持ちで、かかりつけの先生から紹介されて来院されました。
はるばる他県からの来院で大変だったと思うのですが、献身的に何度も通って頂けたため、ベストなタイミングで人工授精を行えました。
無事に妊娠し、6頭の可愛い赤ちゃん犬が生まれました。
飼い主様のメッセージ
仔犬ちゃん達は本当にスクスク育っており本日生後60日となりましたが既に5kgとなってしまいました…
皆んなフルカラーの綺麗な仔犬ちゃん達です。
人工授精の際はバタバタと押し掛けてしまったにも関わらず出産のご報告もせず本当に失礼致しました…
でも院長先生が親切に見捨てず対応して下さったこと大変感謝しております。
大切にこの仔達を育てて参りたいと思います。
本当にありがとうございました!!
また何かでお世話になるかもしれませんがその時は宜しくお願い申し上げます。